もし、自分の気持ちに素直になって良いのなら。
確実にあなたは【その人】に対して義理チョコを渡さないのではありませんか?
でも、そうできないから悩んでいるんですよね?
そこで今日は、職場に義理チョコを渡したくない人がいる場合どうするべきか?についてお話したいと思います。
目次
あなたは何故、そうできないのでしょうか?
大人社会のことです。
色々なしがらみもありますし、職場ルールもありますしね。
まあ、このことを平たく言えば「【その人】に義理チョコを渡さなかったことから起こる不利益」に悩まされている、ということになるわけですよね。
ということは。
「義理チョコをどうするべきか?」を決める際のポイントとしては、こういった「予測できない(あるいは予測される)不利益」にどう対処するか?を考えていくことが重要となってきます。
というわけで。
「本当は渡したくない」理由のうち、よくある4つのケースについて考えてみましょう。
ケース1 仕事上の不利益が生じることへの不安
職場の義理チョコはコミュニケーションツールですものね…。
【その人】にチョコを渡さないことから起こるかもしれない不具合、つまり
・いじめに遭ったら(嫌な目に遭わされたら)どうしよう
・仕事がスムーズに運ばなくなったらどうしよう
と、不安や恐怖から、保身的な悩みとなるのは当然のことと言えます。
ケース1 アドバイス
このケースの場合は、あなたの快適度と仕事のパフォーマンスを最優先に考えてみましょう。
よく考えてみると。
そもそも、そのような「意地の悪い」性質を持つ相手だからこそ、たとえ義理であってもプレゼントを渡したくないのではありませんか?
つまり【その人】って、普段から意地の悪いタイプなわけですよね。
そうすると、バレンタインデー以外でもいつ何をするか分からない、ってことですよね。
ということは。
確実に「義理チョコが」それらの不安や恐怖を回避する役目を果たす、とあなたが思えなければ。
今回義理チョコを渡しても、徒労に終わる可能性が高いですよね?
どうでしょう?
【その人】は義理チョコ一つでどうにでもなるような人でしょうか?
そこをしっかりと精査してみてください。
あとは、バレンタインデー以降の自分の毎日を想像してみてください。
渡した場合と渡さなかった場合。
どちらが穏やかな気持ちで過ごせそうですか?
どちらがより仕事のパフォーマンスが上がりそうですか?
あなたにとって、より快適と思えるほうを選ぶようにしましょう。
これはとても重要なことです。
どちらを選ぶにせよ【その人】が危険人物である現実を変えることはできませんのでね。
腹を括っていきましょう!
ケース2 周りの人から「ひどい女」と思われないか心配
あなたにとってどれほどの正当性のあることだったとしても、周囲にとっては必ずしもそうとは限らない…。
あなたはそのことをよく理解している方なのだろうと思います。
そんなあなたが【その人】だけに渡したくないと思うからには、よほどの事情があるのでしょう。
ケース2 アドバイス
このケースの場合は、あなたの価値観と事情を最優先に考えてみましょう。
まず、胸の内で振り返って欲しいことは、あなたはすでに心の中で【その人】を早々に「スルー」しているのではありませんか?
いきなり、今の瞬間に「渡したくない!」と思ったのではなく、前々から「嫌だ」と思い続けている状況があるのではありませんか?
だからたとえ義理であってもプレゼントを【その人】に渡したくないんですよね?
スルーが悪い、ということではないと思うんですよ。
むしろ今の時代、自分に必要のないことに対してはスルーしていく必要があるとすら思いますので。
ただ、自分の価値観には信念と自信を、行動には責任を持っておくことが大切だと思います。
他人にとって必要なことが、必ずしもあなたにとって必要とは限らない。
その逆もしかり、です。
ですので、まずは「渡さない理由」を明確に自分の中に持っておくことです。
そして「私はこうします」と割り切ったスタンスを貫くことです。
大丈夫です。
あなたが【その人】に対して「嫌だな…」と思っている気持ちは、周囲も【その人】も薄々は感じていることです。
「絶対にそれはない!」と思うのはあなたの過信か、あるいは本当に周囲が気付かないのであれば、それは周囲があなたや【その人】に対してそもそもが無関心、ということです。
あなたが思うよりも、周囲の人はあなたの態度や言葉の端々で気が付くものです。
ですので、今更【その人】だけに義理チョコを渡さなかったとしても、周囲は「ああ、やっぱりね」とアッサリ思うか、「へー、そうなんだ」と、何事もなかったかのように日常の業務へと戻るだけです。
ただ一つ、「渡さない」ということに対して、人としての配慮は必要です。
あからさまに知らしめるような形になるのは、あなたにとっても【その人】にとっても周囲にとっても不快になってしまうことなので、避けたほうが良いでしょう。
それが難しい環境ならいっそのこと全員に渡さない、あるいは、女子チームで一括して渡す(みんなで渡さない)、などの工夫をすると良いのではないかな、と思います。
例えばプレゼントしたくない理由が「【その人】が嫌いだから」ということでも、それはそれで良いんじゃないでしょうか?
【その人】に「義理チョコ」を渡したくないと思っていることを周囲に知られても、構わないんじゃないでしょうか?
不必要に傷つける行動にならなければ、問題ないと思いますよ。
まさか、自分は嫌いなんだけど【その人】からは良く思われたい…なんて、虫の良いことは思っていないでしょう?
仮に、「義理チョコ」を【その人】に渡さなかったことで職場の雰囲気が一瞬乱れたとしても。
みんな忙しいので、3日もすれば忘れ去られる出来事となります。
そして、来年に「渡さない」がデフォルトになりますので、あなたは楽になると思いますよ。
ケース3 一人にだけ渡さないということへの罪悪感がある
「【その人】にだけ渡さない」という行動が、「仲間外れをする自分」というふうに感じられる…といったところでしょうか。
確かに。
「誰か一人だけに」というのは、通常で考えると心苦しく違和感を覚えますよね。
ケース3 アドバイス
このケースの場合は、義理チョコの定義を最優先に考えてみましょう。
あなたは最初から【その人】を嫌いになりたかったわけではないのでしょうね。
ただ、どうしても「相容れない事情」があって、色々な出来事の積み重ねから、義理であってもプレゼントを【その人】に渡したくないんですよね?
仲間外れのようなことは、確かに良くないことです。
ただ、あなたがしようとしていることは、本当に「仲間外れ」なのでしょうか?
よく考えてみてください。
【その人】に義理チョコを渡したくない、その本当の理由は何でしょうか?
その理由がどういったものであっても、それはあなたにとって実は大切なことなのだろうと思います。
そして義理とはいえ、【その人】以外には渡そうと思っているのですよね?
では、渡す・渡さないの違いはどこにあるのでしょう。
つまり、義理チョコの定義です。
「【その人】以外に渡す義理チョコ」にはどんな意味があるか?を考えてみます。
日頃の感謝でしょうか?
単なる慣習・職場のイベントでしょうか?
円滑に仕事が回るようにというコミュニケーションツールでしょうか?
渡す理由もいろいろあるとは思いますが、【その人】はそのどれにも当てはまらないんですよね?
プレゼントとは本来、気持ちを形で表すもので、義理チョコもまた「仲良くしましょう」「これからもよろしくね」というメッセージではないかなと思います。
たとえそれが慣習で自分自身は何の想いもなかったとしても、です。
職場の義理チョコはそのスタイル自体にすでにコミュニケーションという流れが存在していますので。
あらゆる意味合いを考えてみても、そのどれにも【その人】があなたにとって当てはまらないのであれば、もはや義理チョコは何の意味をもなさない、ということですよね。
それは「仲間外れかどうか?」という部分とは、全く別次元の話ではないでしょうか?
何のために?という部分にフォーカスしていくと、自分の行動基準がはっきりしやすくなると思います。
その行動に対して周囲がどういう判断をするか?ということは、また、別の問題です。
たとえあなたが周囲に「??」と思われるような状況になったとしても。
あなたにとって明確な理由と判断基準があれば、心配するほどに大きなあつれきは生まれないものです。
ただ、ケース2でもお話したように、【その人】があからさまな仲間外れ状態にならないように、配慮していく必要はありますけどね。
ケース4 渡す価値もないほど相手がクズ人間だから
よほど【その人】は嫌なヤツなんですね(笑)。
それは見た目なのか、性格なのか、その両方なのかはわかりませんが、それほど嫌な相手なのであれば、義理チョコを渡さなくても良いとは思いますが…。
ケース4 アドバイス
このケースの場合は、自分の職場での立場を最優先に考えてみましょう。
あなたが【その人】に義理チョコを渡したくない理由が何であれ、渡さなくても職務に不都合がないのであれば、あなたの心の声に従って行動すると良いでしょうね。
ただ、職務に支障がでそうなのであれば、「好き・嫌い」で判断していると、結局自分が痛い目をみることになりそうです。
しばらくその職場に留まるつもりなのであれば、しっかりと自分の立場と【その人】の立場や力関係を精査していきましょう。
あなたが【その人】のどの部分を見て「クズ人間」と判断しているのかはわかりませんが、そういう人はどこにでもいて、しかも、組織の一員として組み込まれているのですよね…。
ホント、世間とは不思議な仕組みで動いているよね、とつくづく思います。
ここで一つ言えることは、「義理チョコを渡す」ということにフォーカスするなら決して渡してはいけません。
【その人】はきっとあなたに「嫌われている」ということくらいは、些少であってもどこかで気が付いていると思います。
さらに、あなたがそこまで嫌う人です。
他にも同じように【その人】を嫌っている人が周囲にいるのではないかな?と、思います。
で、あれば。
考えてもみてください。
明らかに嫌われ者の人生を歩んでいるんですよね、【その人】って。
確かに。
【その人】はあなたに対して多大な迷惑や不快感をかけ続けているのだろうと思いますが、すでに嫌われ者として生きているのです。
ある意味、あなたへの非礼や無礼や不快といったことに対しての報いを受けている状態である、とも考えられないでしょうか?
どれほどの「クズ人間」であれ、「悲しい・傷つく」という感情はあります。
優しくしろ、というのではありません。
そういう状況の人に対して、感情的になり傷口に塩を塗るようなマネをすることは、あなたにとって不利益にしかならない、あなたの人格を落としていくだけのことになる、と言いたいのです。
ですので、【その人】に対しては「そっとしておく」、「義理チョコは渡さない」というのが良いかな、と思います。
決して嫌悪感をぶつけて、「渡さない」ということを周囲に知らしめてはいけません。
それはあなたの人間性を落とすだけです。
周囲はあなたほどに【その人】のことを何とも感じていない場合もありますからね。
それこそ、そんな「クズ人間」のためにあなたが損をする必要はありません。
静かに、周囲にも【その人】にすら分からないようにスルー、というのが最善かと思います。
あとは、先ほども言いましたが【その人】がどんな形であなたの仕事や人生に影響してくるか?ということは未知数なんです。
今、そう思える状況でなくても、そういう可能性が今後あるかもしれません。
その時に、【その人】の一言や采配一つであなたが不利な状況にならない、とも限りません。
生きていく上で、用心するに越したことはありません。
【その人】のことは「いつか助けてもらうこともあるかも」という気持ちも判断材料に加えた上で、渡す・渡さないを決めると良いかもしれませんんね。
義理チョコまとめ
「はぁぁぁ~~~」とため息交じりに気が重くなる。
本命チョコならいざ知らず。
義理チョコごときでホント、バカバカしい気もしますが、なにぶん職場でのことですので、慎重にならざるをえませんよね…。
義理チョコも良し悪しだな…と、正直なところ、個人的には思っているのですが(笑)。
あなたはどうでしょうか?
バレンタインデーの義理チョコがコミュニケーションツールの一つとして機能しているのであれば、良い習慣かと思います。
反面、ただお菓子を配るだけの行事となっている場合は、くれぐれも「内心のネガティブな感情」を一緒に配らないように気を付けてくださいね(笑)。
バレンタインデー以降も、あなたはその職場で【その人】と会い続けます。
ですので。
渡すなら気持ちよく、渡さないなら腹を括る。
それが、完ぺきではない職場環境で最善に過ごすための一つのコツかな?とも思いますね。